各講習開催予定
● 化学物質管理者専門的講習(2日) ● 化学物質管理者講習(RA対象物取扱対象1日) ● 保護具着用管理責任者教育
●化学物質管理者について
2023年から化学物質の管理方法の方針が転換し、企業には自律的管理が求められるようになり、その一環として
リスクアセスメントが義務付けられている化学物質の製造取扱い又は譲渡提供を行う事業場ごとに、化学物質管理者を選任することが義務化されました。
事業場の労働者数にかかわらず、リスクアセスメント対象物を製造、または取り扱うすべての事業場では、化学物質管理者を選任しなければなりません。
(安衛則第12条の5)
(独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 『リスクアセスメント対象物とは』)
選任が必要な事業場・・・
化学物質管理者の選任が必須の事業場とは、リスクアセスメント対象物を製造、取扱い、
または譲渡提供をするすべての事業場です。(業種や事業規模などによる適用除外要件はありません)
・個別の作業現場毎ではなく、工場、店社、営業所等事業場ごとに化学物質管理者を選任します。
・一般消費者の生活の用に供される製品のみを取り扱う事業場は、対象外です。
・事業場の状況に応じ、複数名の選任も可能です。
化学物質管理者の職務・・・
化学物質管理者の職務=事業場における化学物質の管理に係る技術的事項を管理すること
@ 自社製品の譲渡・提供先への危険有害性の情報伝達に関する職務
(ラベル表示及びSDSの内容の適切性の確認等)
A リスクアセスメントの実施に関すること。(リスクアセスメントの推進並びに実施状況管理等)
B リスクアセスメント結果に基づくばく露防止措置の内容及び実施に関すること。(換気装置の設置、作業方法の改善、保護具の使用などの選択及び実施管理)
C リスクアセスメント対象物を原因とする労働災害が発生した場合の対応。(応急措置等の訓練の内容及び計画を定め管理)
D リスクアセスメントの結果等の記録の作成及び保存並びに労働者への周知に関すること。
E リスクアセスメントの結果に基づくばく露防止措置が適切に施されていることの確認、労働者のばく露状況、労働者の作業の記録、ばく露防止措置に関する労働者の意見聴取に関する記録・保存並びに労働者への周知に関すること。
(1年を超えない期間ごとに定期的に記録作成3年間保存。がん原性物質の場合には30年間)
F 労働者への周知、教育に関すること。(労働者に対する必要な教育の実施における計画の策定や教育効果の確認管理)
化学物質管理者の選任要件・・・
化学物質の管理に関わる業務を適切に実施できる能力を有する者。
@リスクアセスメント対象物を製造する事業場においては厚生労働大臣が示す内容にしたがった専門的講習(化学物質管理者講習(RA対象物製造事業場向け2日間講習))を修了した者。
Aリスクアセスメント対象物質の製造事業場以外(RA対象物取扱い事業所)の場合は、化学物質の管理に係る技術的事項を担当するために必要な能力を有する者と認められる者。
化学物質管理者講習の受講者及びこれと同等以上の能力を有すると認められる者のほか、化学物質管理者講習に準ずる講習(化学物質管理者講習に準ずる講習(RA取扱い事業場向け1日講習))を受講している者から選任することが望ましい。
化学物質管理者の選任の必要が生じた日から、14日以内に選任する必要があります。
選任したときは、当該化学物質管理者の氏名を事業場の見やすい箇所に掲示すること等により関係労働者に周知させなければなりません。@化学物質管理者講習(RA対象物製造事業場向け2日間)
通達で定められたカリキュラムに基づく、化学物質管理者を養成するための専門的講習です。
受講された方に修了証が発行されます。
会場は日程により、淀川会場(大阪市淀川区)と東大阪会場(東大阪市)があります。
9時間の学科とリスクアセスメントをマスターするための実技3時間を同じ会場で行います。<令和6年度開催日程>
◆第1回・5月23日-24日/会場・大阪市:東淀川産業会館2階【終了】
◆第2回・8月19日-20日/会場・大阪市:東淀川産業会館2階【終了】
◆第3回・11月25日-26日/会場・東大阪市:文化創造館2F創造支援室C1【受付中詳細】
◆第4回・2月6日-7日/会場・大阪市:東淀川産業会館2階【受付中詳細】<受講料> *全日程共通 テキスト代・税込
・東大阪労働基準協会会員事業場 26,180円
・非 会 員 28,380円
*ご希望の方には請求書(インボイス)発行します<講習科目 全12時間>
・化学物質の危険性・有害性並びに表示等 2時間30分 ・化学物質を原因とする災害発生時の対応 30分 ・化学物質の危険性・有害性の調査 3時間 ・関係法令 1時間 ・化学物質の危険性・有害性の調査に基づく措置等・その他必要な記録 2時間 ・化学物質の危険性・有害性等の調査に基づく措置(実技) 3時間 A化学物質管理者講習に準ずる講習 会場&オンライン
(RA対象物取扱い等事業場向け1日講習)通達で定められたカリキュラムに基づく、化学物質管理者を養成するための講習です。
会場で対面での受講の他、Zoomを使ったオンライン受講も出来ます。
受講された方に修了証が発行されます。<令和6年度開催計画>
◆第1回・6月3日/会場・大阪市:東淀川産業会館 & Web【終了】
◆第2回・8月9日/会場・大阪市:東淀川産業会館 & Web【終了】
◆第3回・11月1日/会場・大阪市:東淀川産業会館 & Web 【終了】
◆第4回・2月20日/会場・大阪市:東淀川産業会館 & Web【受付中詳細】<受講料> *全日程共通 テキスト代・税込
・東大阪労働基準協会会員事業場 14,080円
・非 会 員 17,380円
*ご希望の方には請求書(インボイス)発行します<講習科目 全6時間>
・化学物質の危険性・有害性並びに表示等 1時間30分 ・化学物質を原因とする災害発生時の対応 30分 ・化学物質の危険性・有害性の調査 2時間 ・関係法令 30分 ・化学物質の危険性・有害性の調査に基づく措置等・その他必要な記録 1時間30分